乙姫.迷宮Smile 3~あん 作~

「まぁまぁ、そんな突っ立ってないでー
リラックスしてくださいな!しまたろう様!」

ニコニコと笑みを浮かべながらツインテールの女が言う

俺「こんな状況でリラックスなんかできるかよ、どういう神経してんだ、、、」

俺の部屋の窓から突然入ってきた、この珍入者は俺のイラつく態度なんかまったく気にもしないように話しを続けた

「わたし、今朝、あなたの行動にいたく感心させられました!、、、朝早くに学生さんが海岸をお掃除!いまどき、そんな心の美しきお方がいらっしゃるとは!!感激でした!!」

俺「で、それと、恩返しとどう繋がるの?分かりやすく話して」

ツインテール「わたし、最近、落ち込んでまして、、、あなたも今朝、実感されたと思うのですが、、、あの海岸はゴミだらけ、、、昔はあぁではなかった、、、」

まぁ、確かにゴミは多い
、、、誰が捨ててくのか知らないが、心無いやつだと思う。

ツインテール「海岸の汚れは海の汚れに通じます、波にながされて海岸に押し寄せるゴミもたくさんあるんです、、、悲しいと思いながら、わたしは毎日海を見ています」

、、、そうなんだ、どこか、この辺で捨てられたんじゃないゴミが流れついたりもするんだな、、、

ツインテール「悲しくて悲しくて悲しーーーくてですねっっ涙。わたしが今朝も沈み切った気持ちいっぱいで海を見ていた時です!!なんと、あなた様がいらして、海岸をお掃除してくださるではありませんかっっ!わたし!救われました!心が!!パーーーっと晴れやかになりました!!、、、だからですよ!」

俺「え?だからって何が?」

ほんとに、、、この女の話しはよくわからん

ツインテール「ご恩返しです!わたしの心を晴れやかにしてくださった、あなた様に!ぜひともご恩返しさせていただきたいのです!」

しーーーーん。。。
、、、、、
、、、、、

しばしの沈黙。
というか絶句。

なんなんだ、そりゃ!!
やぱ、この女、普通じゃない気がする、、、

俺は深いため息をついた
俺「あのさ、、、なんか、あんま、よく分からんわ、やぱ、なんか、勝手に感激して、恩返して???とりあえずさ、、、えと、家近く?見た感じ、俺と同い年くらいだよなー?夜だし、、、もう帰ったほうが良くない?」

俺はこの女が、なんか、まぁ、ちょっとなんかが欠けてるタイプの子なんだろうと思えて、、、
こっちに危害加えてくるふうでは無いのも感じるし

とりあえず、大人しく帰ってもらうに限る、、、と、ツインテールを帰らせる方向に話を持っていこうとした。

、、、が、、、

ツインテール「、、、あーぁ、やぱ、ダメかぁ、、、最近の人間て更にめんどくさいなぁ、、、」

ツインテールが急になげやりな口調でつぶやくように言った

ツインテール「昔はさご恩返ししまーーすって話すとまぁまぁ、やりやすかったんだけど、、、近ごろじゃ、なんか、こういうファンタジー的な手口はぜんっぜん、ダメだなーーー」

???
さらに、ワケわからねぇ状態の俺を見ながら
ツインテールはズイッと顔をこちらに寄せてきた

思わず後ずさる、、、

ツインテール「信じないですよね?仕方ないなぁ真の姿見せてあげます。人の姿のほうが驚かないと思って、そうしてあげたのに、、、びっくりして大声あげたりしないでくださいよねーーー」

ジトォっとこちらを睨み付けながら、ツインテールはやおら後ろにのけ反った!
そして、直後、、、
バッ!!と、ウミガメの姿が現れた!

ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーわ!!

ウミガメ「あ!ダメ!しーーーっ!叫んだら余計ややこしいことになります!分かりますね!!しーーーっ!」

わわわわわわ!!
なななななな!!
なんじゃーーーこりゃーーーーーっ!

俺は心の中で絶叫した。


目の前に起こっているのは現実だろうか、、、
疲れてたから、そか、もしかしら、気づかないまんまうたた寝でもしていて、そか、夢か、、、
俺は夢を見ているのか?

俺「夢よーーー覚めろーーー覚めろーーー」
ギュッと目を瞑って呪文のように呟いた

ウミガメ「夢じゃなくて現実ですよーー不思議なことはねーーあるんですよ!大昔からね!ずっと、、、ただ、あなた方が信じなくなっただけです、、、わたしは恩返しがしたいカメ、、、ね、見て分かってくださったでしょ?ほら、しっかりなさって!わたしをもっとよく見てくださいな!」

ウミガメがズズイっと近寄ってくる

わぁ、、、怖い、あんまし寄らないでっっ(泣)

とにかく夢か現実かなんかもう分からなく、頭はパニックでぐるんぐるんしている。

目を白黒させている俺を見ながらウミガメはまた
グリンっ!と体をのけ反らせ、ツインテールの女に姿を戻した。

ツインテール「しまたろう様、男なら!だまって!恩返しを受けてくださいませ」

おっと、、、
次はえらく強気に出てきたじゃないかっっ

ツインテール「大丈夫!!あなたなら!!できる!!」
って、、、なんの励ましだよ!!

ツインテール「とにかく少しのお時間でよろしいんです!乙姫様に会ってください!」

俺「、、、カメ、、、乙姫、、、恩返し、、、
これって、、、」

う、浦島太郎ーーーーっ!!!!

絶句しつつお伽噺の
浦島太郎が脳裏によぎっていた、、、

つづく>>>



(作者の立ち話)
ファンタジーって好きに世界を構築できるので大好きです、わたしワールド満載で、こんな世界やあんな世界を創造。
あ、そういえば、ゆるんでは
登山部?えと、なんてゆーんだっけ
ワンダーファーゲルやったかな?
アウトドアな集まりもできたみたいですよー
わたしはインドア派なんで、このワールドを登ったりしときますがー
身体動かすのも楽しいよね!
興味あるかたはぜひぜひ!!